2021年7月10日に紹介した 赤上 裕幸/著 「分断のニッポン史」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 分断のニッポン史 |
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著者 | 赤上 裕幸/著 |
出版社 | 中央公論新社 |
ISBN | 978-4-12-150737-2 |
価格 | 990 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年8月10日 |
サイズ | 新書 |
ページ数 | 288 ページ |
Cコード | C1221 (教養, 新書, 日本歴史) |
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中公新書ラクレ8月。「相次ぐ大規模災害、緊張が高まる国際情勢、感染症やサイバー攻撃――日本は今さまざまな脅威にさらされている。為政者が予期しない選択をする、あるいは…」
⇒赤上裕幸
『分断のニッポン史-ありえたかもしれない敗戦後論』 https://www.amazon.co.jp/dp/4121507371
posted at 00:23:40
「…偶発的な事故や大事件が起こったら、「分断」が生まれ、歴史は大きく変わるかもしれない。
「歴史のif=反実仮想」の歴史学は、欧米の学界では重要な研究として認知されてきた。日本では架空戦記や未来小説は親しまれてきたが、学術研究は端緒についたところで著者が開拓してきた。…」
posted at 00:24:31
「…本書では「ありえたかもしれない過去」として、「軍国日本の継続可能性」「幻の本土決戦」「アメリカの日本分割統治案」などの日本開戦以降のターニングポイントに注目し、日本という国がまったく別の形になっていた可能性について検討を行う。…」
posted at 00:24:31
「…また、「ソ連の脅威と北海道の分断」「東アジアの地政学リスク」「大震災」など、列島が分断される日本は、「ありうるかもしれない未来」としても描かれてきた。災害や脅威に対応するために、「反実仮想」の知見を積み上げることが今求められている。 …」
posted at 00:24:31
「…最悪のシナリオを描いた小説やマンガに、危機克服のヒントを学ぶ。私たちはまだ本当の「分断」を知らない。」
posted at 00:24:32
赤上裕幸『「もしもあの時」の社会学』(筑摩選書)(2018年) https://www.amazon.co.jp/dp/4480016759
から、さらに一歩進めたような本になっていそう。
posted at 00:26:03
追記:2021年8月9日に再度紹介しました
今日は中公新書ラクレの赤上裕幸氏『分断のニッポン史 ありえたかもしれない敗戦後論』が届いた。
今回は歴史のifのうち、特に日本が分断されるフィクションと独立国家もの(『吉里吉里人』等)の小説とマンガを扱っている。
https://www.chuko.co.jp/laclef/2021/08/150737.html…
posted at 23:27:24
巻末に「「ニッポン分断もの」一覧」と「本書で言及した「独立国家もの/独立国家論」一覧」というリストもある。
『国境のエミーリャ』、『群青の空を越えて』や、拓銀を救う作品として話題になった『現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変』にも少しだけだけど本文でも言及がある。
posted at 23:27:58
対象が主に小説・マンガで、一部映画・アニメ・ドラマも扱っているけど、ゲームは今回対象外なので『群青の空を越えて』はノベライズ版のみのため、小説だけだと設定がわかりづらいとのコメントが……さすがにそれは仕方がないと思う。
posted at 23:31:07
『分断のニッポン史』はまだパラパラ眺めているだけだけど、少なくとも日本の近年のこの手の作品に関しては、ボードゲーム―PC/TVの流れがあるシミュレーションゲーム等のゲームがその想像力に与えた影響は小さくないと思っているので、研究対象としてはかなり大変だけど、ゲームも扱ってほしいと思う。
posted at 23:47:27
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