2021年12月11日に紹介した 橋本 正俊/著 「和泉選書193 歌詠む神の中世説話」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 和泉選書193 歌詠む神の中世説話 |
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著者 | 橋本 正俊/著 |
出版社 | 和泉書院 |
ISBN | 978-4-7576-1010-1 |
価格 | 3,850 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年1月7日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 244 ページ |
Cコード | C3395 (専門, 全集・双書, 日本文学、評論、随筆、その他) |
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目次あり。「神代の神々も諸社の明神も中世には盛んに和歌(神詠)を詠んだ。神詠がどのように生み出され享受されていったかを説話より読み解く。…」
⇒橋本正俊
『歌詠む神の中世説話』
和泉書院 https://www.izumipb.co.jp/book/b597696.html…
posted at 22:54:43

「…神が詠んだ和歌を神詠という。古くは『古事記』『日本書紀』の素戔烏尊「八雲立つ」の歌が知られるが、中世には多くの資料に神詠が見出されるようになる。それらの和歌を詠んだのは、天照大神や下照姫など神代の神々に加え、住吉明神や春日明神など諸社の神々である。…」
posted at 22:55:30

「…中世は神詠の時代であった。神詠はどのようにして生み出されたのか、そしてどのように享受されていったのか。中世の神詠と、神詠をめぐる説話を読み解き、その動態を探る。」
posted at 22:55:30

序章
第1章 中世神詠史素描
第2章 春日明神と「ふだらくの」歌
第3章 日吉山王と「わがいほは」歌
第4章 下照姫と「からころも」歌
第5章 北野天神と「いざここに」歌
付章 神々を配置する―熊野と白山―
終章
引用資料一覧
あとがき
posted at 22:56:33

こうした神詠の系譜が謡曲《白楽天》みたいな和歌ナショナリズムに繋がっていくのだから、面白い。
posted at 22:59:15

謡曲《白楽天》は、日本の知恵をはかれという肯定の勅令を受けて海を渡ってきた白楽天を住吉明神が迎え撃って詩・和歌で対決するという筋の謡曲。
posted at 23:02:14
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