目次あり。「人間の
もの狂いを
描いているのが
物語なのだ。…」
⇒小林とし子
『もの狂いの人々 古典文学に見る異形のヒロイン』
花鳥社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784909832443…

posted at 23:30:28

「…『竹取物語』に始まり、『源氏物語』、などの数々の作品を究極のかたちで継承したのが世阿弥の能の世界だった。
さらに能作品はもの狂いの果てにあるものまで私たちに見せてくれる。」

posted at 23:30:40

「もの狂いとなった人の魂は、この世の体制の中にはおさまらない、だからこそこの世ならぬ世界を求めてふらふらとさ迷い出していく。つまり、さすらいとは、この世の規範から外れた世界を生きることであり、その姿はこの世ならぬもの、つまり異形のものだった。…」

posted at 23:31:42

「…『源氏物語』の六条御息所はもの思いのあまりにもの狂いとなり、そのはてにもののけ・怨霊という異形のものとなってさすらわざるをえなかった。……「序」より」

posted at 23:31:42

◆Ⅰ　『源氏物語』六条御息所論―もの狂いの原点として―
はじめに―もの思う女からもの狂いの女へ―
１ 　もののけ現象 　その１
　六条御息所の謎―存在の不可思議さ―
　六条御息所の非正統性―葵上に対抗する精神―
　葵上に憑りついたもののけの現象
　光源氏的世界
…

posted at 23:32:36

…
２　もののけ現象　その２
　もののけ発動の兆し
　もの思う女─紫上―
　もののけ発動に至るまで
　女の哀しみとしてのもののけ
　もののけの出現─紫上に―
　もののけの出現─女三宮に―
…

posted at 23:32:37

…
３ 　源氏物語におけるもののけ現象─物語に投げられた謎―
　夕顔巻の怪奇現象と〈もの〉が発した言葉の謎
　六条御息所の実行犯的役割とその構築

等々

posted at 23:32:37