2022年7月22日に紹介した 庄子 大亮/著 「アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本」についての記事です。
書誌情報
タイトル | アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本 |
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著者 | 庄子 大亮/著 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-529380-5 |
価格 | 2,365 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年9月12日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 360 ページ |
Cコード | C0336 (一般, 全集・双書, 社会) |
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講談社選書メチエ9月。「はるか昔、栄耀栄華を極めながら、一夜にして海中に沈んだ大陸があった――こんな伝説とともに語られるアトランティス大陸やムー大陸。誰しも子供の頃に、…」
⇒庄子大亮
『アトランティス=ムーの系譜学 〈失われた大陸〉が映す近代日本』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065293805…
posted at 23:39:45
「…その謎に夢中になった記憶があるのではないだろうか。とりわけ日本は、ムー大陸に日本人の起源を見出そうとした戦前の軍高官から戦後のポップカルチャーに至るまで、言わばこの伝説に長く深く取り憑かれてきた。なぜ、我々は失われた大陸に惹かれてやまないのか。…」
posted at 23:40:14
「…伝説の起点ともいえるプラトンから繙き、その複雑にして数奇な伝説受容を辿る野心作!」
posted at 23:40:14
「プラトンが紀元前四世紀に、著作のなかでアトランティス大陸について記して以来、ムー大陸やレムリア大陸を含む、いわゆる「失われた大陸(Lost Continent)」は2000年以上にもわたって、私たちを魅了し続けてきた。そこには、金髪碧眼のアーリア=ゲルマン人こそが、…」
posted at 23:41:18
「…始原の文明を生み出したと説き、その始まりの地こそがアトランティスだと主張したナチス・ドイツや、同様の主張を日本人とムー大陸について行った大日本帝国の軍高官らも含まれる。アトランティス大陸の所在に限っても、スウェーデン説やアメリカ説、クレタ島説、サントリーニ島説など…」
posted at 23:41:18
「…多種多様な説があり、21世紀に入ってからも新説が生まれ続けている。
日本では戦前にプラトン全集を翻訳し、日本のプラトン受容において重要な役割を果たした木村鷹太郎(1870-1931年)を皮切りに、アトランティス、そしてムー大陸をめぐって、『竹内文書』をはじめとする偽史、…」
posted at 23:41:19
「…さらに皇国史観ともかかわりをもちながら、さまざまな言説が生まれた。その関心は、戦後になってもなお衰えることなく、オカルト・ブームを経て、小松左京『日本沈没』のようなSF小説はもちろん、『ウルトラマン』や『黄金バット』などの特撮物、手塚治虫の『海のトリトン』などのアニメや映画…」
posted at 23:41:19
「…さらにはゲームの世界にも浸透しながらますます賑やかに盛り上がっていく。
なぜ、人類は、とりわけ日本人は、これほどまでに失われた大陸に惹かれてやまないのか。本書は起点となるプラトンにさかのぼり、迷路のように入り組んだ日本での受容の歴史を丹念に跡づけ、その心性に迫る」
posted at 23:41:19
『アトランティス・ミステリー』などの方で期待ですね。戦中に藤澤親雄の絡みでチャーチワードのムー大陸本が再刊されてムー大陸と日本人の繋がりみたいな話もあったところも記されるようだし。
posted at 00:03:14
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