2021年6月3日に紹介した 岩清水由美子/著 「コンラッドの小説におけるジェンダー表象 」についての記事です。
書誌情報
タイトル | コンラッドの小説におけるジェンダー表象 |
---|---|
著者 | 岩清水由美子/著 |
出版社 | 南雲堂 |
ISBN | 978-4-523-29332-3 |
価格 | 4,400 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年6月21日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 256 ページ |
Cコード | C3098 (専門, 単行本, 外国文学、その他) |
ツイート
目次あり。「十九世紀後半、ポーランドに生まれながら、船乗りとして世界各地を旅した経験を元に、異国を舞台とした多くの海洋小説や、冒険小説の伝統をくむ小説、…」
⇒岩清水由美子
『コンラッドの小説におけるジェンダー表象 ミソジニストをこえて』
南雲堂 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784523293323…
posted at 22:39:17
「…政治小説を書いたイギリスの現代作家ジョウゼフ・コンラッドは、長い間、男の世界を描いた「男らしい」作家と見なされてきた。そしてこのことと関連して、女性をあまり描かない、あるいは十分に描けないミソジニスト(女嫌い)の作家と見なされ、その性差別主義が指摘されてきた。…」
posted at 22:40:04
「…前著『コンラッドの小説における女性像』(一九九九年)で述べたように、このような見方は、アルバート・ゲラードやトマス・モーザ、バーナード・メイヤーらによって、一九五〇年代から一九六〇年代に確立した。そしてこのような見方は、作品世界だけではなく、女性との関係にも向けられ、…」
posted at 22:40:04
「…伝記的側面とも繋がっている。しかしながら、コンラッドは本当に「男の世界」だけを描き、称揚した作家であっただろうか。また、自らとは異なる性である女性を、十分に人物造型することができなかっただろうか。女性は、その作品世界で単に周縁的な存在に過ぎないだろうか。…」
posted at 22:40:05
「…コンラッドは、性差別主義者であったのだろうか。本書は、このような素朴な疑問に発している。
作家の生い立ちや経験、19世紀末のイギリス社会におけるジェンダー観の変化などに着目した多面的な切り口で作中人物たちの声を分析し、従来の解釈に鋭い疑問を投げかける一冊。」
posted at 22:40:05
ネット通販
アマゾン | 楽天ブックス | オムニ7 |
Yahoo!ショッピング | honto | ヨドバシ.com |
紀伊國屋 Web Store | HonyaClub.com | e-hon |
HMV | TSUTAYA |
店頭在庫
紀伊國屋書店 | 有隣堂 | TSUTAYA |
旭屋倶楽部 | 東京都書店案内 |