「本書の主軸をなすのは、西洋のラテン・アルファベットを基にして作られた「近代」の象徴としてのタイプライターと、中国語との間にある距離感である。…」
⇒トーマス・S・マラニー/比護遙訳
『チャイニーズ・タイプライター 漢字と技術の近代史』
中央公論新社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784120054372…

posted at 23:32:55

「…その隔たりゆえに中国語そのものに「問題」があるとみなされ、それを克服するための「パズル」が形作られることになる。常に西洋の「本物」のタイプライターを意識しつつ、この「パズル」を解こうとしていく人々の群像を描いていくなかで、漢字についての発想の転換や戦時中の日中関係、…」

posted at 23:33:17

「…入力や予測変換といった現在につながる技術の起源に至るまで、さまざまな話題が展開されている。タイプライターというモノを起点としつつ、それの単なる発明史をはるかに超える射程を持った本であり、関心や専門を問わず広く読まれるべき一冊である。」

posted at 23:33:17

Thomas S. Mullaney. The Chinese Typewriter: A History
の翻訳が！これは欲しい。

posted at 23:33:46