2023年3月14日に紹介した 大澤 遼可/著 「ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」」についての記事です。
書誌情報
タイトル | ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」 |
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著者 | 大澤 遼可/著 |
出版社 | 九州大学出版会 |
ISBN | 978-4-7985-0347-9 |
価格 | 4,400 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2023年3月18日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 222 ページ |
Cコード | C3398 (専門, 全集・双書, 外国文学、その他) |
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目次あり。「ドイツ初期ロマン派の詩人ノヴァーリスによれば、世界は本来「精神の啓示」である。そのような世界とは静的かつ固定的な事物の寄せ集めではなく、…」
⇒大澤遼可
『ノヴァーリスにおける統合的感官としての「眼」 「自己感覚」から「心情」へ』
九州大学出版会 https://kup.or.jp/booklist/hu/literature/1347.html…
posted at 22:50:26
「…本来的に「精神」と呼ぶほかない不可視の根源的な力と連関のうちにある。しかし現状においてその連関を認識することができないわれわれは、「精神の啓示」を読み取ることもまたできない。ノヴァーリスはそのような状況を「世界の意味」の喪失と呼ぶ。…」
posted at 22:50:27
「…彼の詩学において一貫して目指されているのは、この失われた「世界の意味」の回復であり、それは世界と「精神」との根源的連関の回復によって果たされる。この連関において、超感覚的な「世界の意味」は感覚可能なものとして認識される。その限りで世界とは読解可能な一冊の書物に他ならない。…」
posted at 22:50:27
「…ノヴァーリスは、自らの詩学的使命を「一冊の書物に宇宙を見出すこと」だと言明している。この命題には、人間による世界認識の過程――「世界の書物化」――、ならびに記述を通じた世界創造の過程――「書物の世界化」――という二方向の活動が集約されている。この双方向的活動を、…」
posted at 22:50:28
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