2022年4月30日に紹介した 塩塚 秀一郎/著 「レーモン・クノー 〈与太郎〉的叡智」についての記事です。
書誌情報
タイトル | レーモン・クノー 〈与太郎〉的叡智 |
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著者 | 塩塚 秀一郎/著 |
出版社 | 白水社 |
ISBN | 978-4-560-09898-1 |
価格 | 3,080 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年5月9日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 230 ページ |
Cコード | C0098 (一般, 単行本, 外国文学、その他) |
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「与太郎は、ほんとうに馬鹿なのか?
「世の中ついでに生きている」ような呑気な男たちが描かれるクノーの小説を通し、我々の通念を揺さぶる「知」や「真実」を問う。…」
⇒塩塚秀一郎
『レーモン・クノー 〈与太郎〉的叡智』
白水社 https://www.hakusuisha.co.jp/book/b602601.html…
posted at 23:03:31
「…馬鹿げた話やデタラメな話を「与太話(噺)」というが、これは古典落語にしばしば登場する〈与太郎〉から来ている。与太郎とは、定職にもつかずブラブラしていつも失敗ばかりの粗忽者、なのになぜかのんきで楽天的なお調子者といったところか。…」
posted at 23:04:50
「…フランスにも、この与太郎キャラを描くのが抜群に巧い作家がいる。レーモン・クノー(一九〇三─七六)である。代表作は映画化もされたスラップスティック・コメディ『地下鉄のザジ』や、たった一つの出来事を九十九通りの文体で書き分けた『文体練習』など。…」
posted at 23:04:51
「…実験的文学集団「ウリポ」の中心的メンバーとしても知られ、ガリマールの『プレイヤード百科事典』の監修責任も務めた。
深刻ぶったり難解ぶったりするのが大好きなフランス現代小説において、しかも第二次世界大戦前後という切実な時代に、知の巨人のようなクノーは『わが友ピエロ』、…」
posted at 23:04:51
「…『ルイユから遠くはなれて』、『人生の日曜日』といった作品で、世の中ついでに生きているようなのんきな男たちを次々に創り出した。それはいったいなぜか──。クノー小説における愛すべき〈与太郎〉たちを通し、我々の通念を揺さぶる「知」や「真実」を問う。」
posted at 23:04:52
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