目次あり。「幼なじみの福富昭典と彼の友人富田良彦と三人、根岸の「鍵屋」で飲んだ。二人共に元慶応ボクシング部。酔った勢いで日東拳のドアを叩いた。四回戦の若者たちに交じって…」
⇒福島泰樹
『上野坂下あさくさ草紙 水雷艦長 カイセン ドン！』
人間社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784908627217…

posted at 23:45:57

「…火のついたような練習をはじめたのは、一九八一（昭和56）年の七月のことであった。練習を終えるときまって入谷の居酒屋「大黒」に繰り出し、話に花を咲かせた。彼らが熱く話すボクシングやジャズ、幼少青年時の話が熱く耳に残った。こいつを書いてやろう。日を経ずして会話体小説の構想が…」

posted at 23:46:19

「…生まれた。3人の会話のはざまに現れる共通のキーワード「カイセン、ドン！」の謎が終盤に明かされる。昭和60年3月に彌生書房から刊行された版を底本に、37年を経て改編復刻。三嶋典東の装幀、ながたはるみの挿画が、あの時代を幻燈の世界へと誘う。」

posted at 23:46:20