2021年6月24日に紹介した 堀 賀貴/著 「古代ローマ人の都市管理」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 古代ローマ人の都市管理 |
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著者 | 堀 賀貴/著 |
出版社 | 九州大学出版会 |
ISBN | 978-4-7985-0302-8 |
価格 | 1,980 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年7月21日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 298 ページ |
Cコード | C1052 (教養, 単行本, 建築) |
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目次あり。「古代ローマ人にとっては、都市そのものが国家であり、都市は彼らにとって投資の対象でもあった。彼らは都市を建設しただけでなく、資産として管理したのである。…」
⇒堀賀貴編
『古代ローマ人の都市管理』
九州大学出版会 https://kup.or.jp/booklist/general/1302.html…
posted at 22:52:14
「…後1世紀のローマは人口100万人を擁する帝国の首都であり、人類史上かつてないほどの過密都市であった。一方、現在のナポリ湾に面するポンペイは、人口1万人余りの豊かで美しい地方都市であったが、後79年にウェスウィウス火山の噴火によって消滅する。…」
posted at 22:53:23
「…このとき、首都ローマで巨大な円形闘技場、すなわちコロッセウムの建設が進む一方で、この地方都市は後62年の大地震による大きな被害からの復興の途上でもあった。…」
posted at 22:53:23
「…本書は、首都ローマで勃発する金融危機、政変、大火、あるいは地方で発生する公共投資の失敗など、中央の為政者たちが直面した都市管理上の危機に対する対応を、最新の研究成果と豊かな文献史料を参照しながら描くものである。…」
posted at 22:53:23
「…また、上下水道や交通など、ポンペイが抱えていた都市インフラ上の問題について、都市消滅が迫る直前までポンペイの人々が如何に対処したのかを、精密な実測結果と多くの図版によって読み解く。」
posted at 22:53:23
第一章 都市のリスク管理
『風刺詩』に見る都市のリスク
洪水:ストラボンのローマ
火災のリスクと恐怖の政治問題化
都市にもたらされた損失:大火
廃墟と化した都市群
…
posted at 22:55:46
…
金利と国家の危機
壮麗な都市を建設する:これも一つのリスク?
借金と公共建築をめぐるリスク
不動産投資とリスク
借金、火事、そして恐怖の結末
むすびに
posted at 22:55:47
第三章 ポンペイの都市インフラ 下水道
ポンペイの街並みを観察する 街路の構成要素
浴場からの排水の行方
都市のヘソ、ホルコニウス交差点
余剰水による街の清掃
下水道としての街路のイメージ
posted at 22:55:47
先日刊行された『古代ローマ人の危機管理』の姉妹編とのこと。
https://kup.or.jp/booklist/general/1301.html…
posted at 22:56:25
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