2022年7月28日に紹介した 高島 幸次/著 「和泉選書196 古典落語の史層を掘る」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 和泉選書196 古典落語の史層を掘る |
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著者 | 高島 幸次/著 |
出版社 | 和泉書院 |
ISBN | 978-4-7576-1042-2 |
価格 | 2,860 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年8月29日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 212 ページ |
Cコード | C0376 (一般, 全集・双書, 諸芸・娯楽) |
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目次あり。「江戸後期・明治期の歴史性当代性の世相を踏まえて成立した古典落語の史層を掘り起こし、本来の落語の面白さを伝える。…」
⇒高島幸次
『古典落語の史層を掘る』
和泉書院 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784757610422… https://www.izumipb.co.jp/book/b610616.html…
posted at 23:11:05
「…落語といえば「笑わせてなんぼ」の作り話のように思われがちです。しかし、古典落語には、古代の仏教説話や中世の随筆、江戸前期の軽口噺など、過去の〈旬を過ぎた情報〉と、その落語が作られた江戸後期・明治期における政治・社会意識や事件などの、当代の〈旬の情報〉が踏まえられています。…」
posted at 23:11:51
「…本書では、前者を時間軸の「歴史性」、後者を空間軸の「当代性」と捉え、その二軸が交差するところに古典落語が生まれたことを明らかにします。
落語の成立から百年、二百年を経た現代では、それらの「歴史性」も「当代性」も、落語の深い史層に埋没しています。そのため、成立期には…」
posted at 23:11:52
「…リアルだった設定も現代では非常識なデタラメに思え、含蓄に富んだ言葉遊びも薄っぺらな駄洒落にしか聞こえなくなりました。結果、落語は底の浅い作り話だと誤解されているのです。本書が掘り起こす史層によって、庶民芸能としての落語の奥深い味わいが浮かび上がります。」
posted at 23:11:52
序 ―古典落語の当代性と歴史性―
一、落語『佐々木裁き』の史層
二、落語『らくだ』にみる「死骸敵対」
三、落語『鼓ヶ滝』と『餅屋問答』に学ぶ
四、「無筆」の落語にみる笑い
五、水の都のお花見
…
posted at 23:13:04
…
六、上方落語にみる大坂の武士たち
補論 明治中期の天満天神裏にみる大道芸と寄席の風土―天満天神繁昌亭の史層―
図版・写真出典一覧
跋 ―努々侮ることなかれ―
posted at 23:13:05
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