多田南嶺と八文字屋

2022年11月8日に紹介した 神谷 勝広/著 「多田南嶺と八文字屋」についての記事です。

書誌情報

タイトル 多田南嶺と八文字屋
著者 神谷 勝広/著
出版社 汲古書院
ISBN 978-4-7629-3676-0
価格 7,700 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年11月10日
サイズ A5 判
ページ数 228 ページ
Cコード C3093 (専門, 単行本, 日本文学、小説・物語)

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@nekonoizumi

目次あり。「謎多き代作者・多田南嶺の八文字屋刊行書を確定し、八文字屋研究の〈謎〉の連鎖を止める!」
⇒神谷勝広
『多田南嶺と八文字屋』
汲古書院 www.kyuko.asia/book/b616303.h

posted at 22:47:22

@nekonoizumi

「【「はじめに」より】
多田南嶺(ただ なんれい)は、国学・有職故実・歌学・兵学に優れた学者であり、和歌・俳諧を好み、八文字屋刊の浮世草子等の代作もしていた。興味を引く研究対象である。しかし厄介な〈謎〉があった。…」

posted at 22:48:11

@nekonoizumi

「…南嶺代作が想定される十年ほどの間に、八文字屋は四十作弱の浮世草子を出版している。ところが、従来、南嶺代作と確定できたものは、『武遊双級巴』『花襷厳柳嶋』『忠盛祇園桜』『鎌倉諸芸袖日記』のみだった。南嶺の〈謎〉、それは多くの推定作・推測作等の存在である。南嶺作らしくもあるが…」

posted at 22:48:11

@nekonoizumi

「…言い切れない。何とももどかしい。
そして、〈謎〉は〈謎〉を呼ぶ。代作者南嶺の〈謎〉は、版元八文字屋の役割も〈謎〉にしてしまう。南嶺研究と八文字屋研究は、〈謎〉の連鎖に陥っていた。
状況を変えるには、南嶺の〈謎〉を解き、八文字屋の〈謎〉も消していくしかない。」

posted at 22:48:12

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