「憧れの伯父さんのはずだった――
1964年6月、岡村昭彦の撮ったベトナム戦争の報道写真がアメリカの週刊グラフ誌『LIFE』で特集された。…」
⇒松本直子
『岡村昭彦を探して――ベトナム戦争を報じた国際報道写真家の光と影(仮)』
紀伊國屋書店出版部 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784314011921…

posted at 23:02:01

「…テレビが本格的に普及する以前、世界で800万部以上の発行部数を誇った雑誌に載った、国際的に無名の日本人による惨たらしい戦場のレポートは大きな反響を呼び、岡村は一躍、時の人となった。以後、石川文洋や澤田教一、一ノ瀬泰造をはじめ多くの若者たちがベトナム入りを果たすこととなる。…」

posted at 23:02:49

「…35歳で世に出た岡村の「国際報道写真家以前」の波瀾万丈の経歴も恰好の話題となるが、彼の遺した仕事を評価しながらも、岡村や周辺の人物が語り現在も定説となっている経歴や逸話のところどころに、岡村の姪である著者は違和感を覚えつづけた。
そして、真の岡村昭彦の姿を求める旅が始まった…」

posted at 23:02:50

「…これまで拾われてこなかった声をたどるなかで、ジャーナリズムにとって報道写真にとって〈真実〉とは何か、という問いが著者の前に次々と立ちはだかる。
綿密な取材から人間・岡村昭彦が浮かび上がるとともに、その生きた時代が見えてくる。」

posted at 23:02:50