2022年6月27日に紹介した 鈴木 かほる/著 「幻の鎌倉執権三浦氏」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 幻の鎌倉執権三浦氏 |
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著者 | 鈴木 かほる/著 |
出版社 | 清文堂出版 |
ISBN | 978-4-7924-1507-5 |
価格 | 5,280 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年7月10日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 216 ページ |
Cコード | C0021 (一般, 単行本, 日本歴史) |
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目次あり。「長年三浦半島の主として君臨し、北条氏以上に京都要人やその文化・芸能とも親しんでいた三浦氏惣家が一日にして滅びた背景を探る。」
⇒鈴木かほる
『幻の鎌倉執権三浦氏 関白九条道家凋落の裏側』
清文堂出版 https://www.seibundo-pb.co.jp/index/ISBN978-4-7924-1507-5.html…
posted at 22:38:08
「鎌倉時代、三浦氏全盛時代を築き、御家人筆頭の地位に伸し上げたのは、謀略の人と称された惣領義村である…義村は摂関家九条道家・将軍頼経父子を介して、頼経の祖父西園寺公経との絆を深めていく中で高く評価され、京都の政界や仏教界に入り込み異彩を放った人物である。…」
posted at 22:40:22
「…だが、子息泰村の代で呆気なく滅亡する。『吾妻鏡』によれば、宝治元年(一二四七)、執権北条時頼の外戚安達景盛に戦いを仕掛けられ、主たる御家人の猛将らが三浦方に与し、諸国より郎従眷属が鎌倉に来集し勝算があったにもかかわらず、応戦することなく源頼朝の法華堂に立て籠り、…」
posted at 22:40:22
「…宗たる輩二七六人都合五百余人はその日のうちに自刃したとする。なぜ戦わずして屈する道を選択したのか、これについて疑問を呈する研究者はなく、今なお三浦氏滅亡の通説として踏襲されている。『吾妻鏡』や公卿の日記などの記述からこの疑問を解いたのが本書である。」
posted at 22:40:23
「結論を述べるとすれば、関白九条道家は子息頼経と語り合い、三浦氏を執権職に就けるため官職を極めさせた上で、主たる御家人の猛将らに執権北条氏調伏の法を行わせ、これが露顕し、鎌倉に止まっていた前将軍頼経は帰洛させられた。これによって九条道家は政治の道が閉ざされ、…」
posted at 22:40:23
「…摂家将軍の復帰は絶望的となった。これを千載一遇の好機とみた北条氏の外戚安達氏によって戦いを仕掛けられ、三浦氏は戦わずして屈する道を選択したのである。これが本書を「幻の鎌倉執権三浦氏」と題した理由である。」
posted at 22:40:24
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