2021年10月29日に紹介した 荒井 悠太/著 「或る中世写本の旅路」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 或る中世写本の旅路 |
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著者 | 荒井 悠太/著 |
出版社 | 風響社 |
ISBN | 978-4-89489-297-2 |
価格 | 770 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年11月5日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 66 ページ |
Cコード | C0022 (一般, 単行本, 外国歴史) |
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ブックレット。700円+税。目次あり。
「各国に残る数多の『イバルの書』写本。その来歴を「モノ」としてつぶさに追い、「思想」の伝播の実際に迫る。」
⇒荒井悠太
『或る中世写本の旅路 イブン・ハルドゥーン『イバルの書』の伝播』
風響社 http://www.fukyo.co.jp/book/b595125.html…
posted at 23:48:21
「主著の道行きから「文明史家」を再考する
トルコ、エジプト、チュニジア、モロッコそしてヨーロッパの各国に残る数多の写本。その数は『イバルの書』の価値と影響を物語るに十分だろう。本書はそれらの来歴を「モノ」としてつぶさに追い、「思想」の伝播の実際に迫る。」
posted at 23:48:35
「本書の目的を一言で述べるなら、歴史的実在としてのイブン・ハルドゥーン(一三三二―一四〇六)とその思想の伝播を、写本という「モノ」を手掛かりに跡付けることである。」
posted at 23:51:28
「イブン・ハルドゥーンの思想の受容史は、近代すなわち一九世紀以降の動向に主な関心が払われてきた。…こうした見方は、中世の人々は「近代的」なイブン・ハルドゥーンを理解できず、その思想の真価は近代ヨーロッパで初めて再発見されたという「西洋における再発見」言説とも通ずるものがある。…」
posted at 23:51:29
「…しかし写本というモノの観点からみれば、状況は全く異なってくる。…人々の理解を得ず、読まれもしないような書物が手間をかけて筆写されるはずもなく、そのような書物は散逸するのが常であった。…現在確認できるだけでも一〇〇点以上が伝存している。このように多くの写本が…」
posted at 23:51:29
「…伝存している事実自体、近代以前から彼がいかに人々の関心を集めてきたかを示す証拠なのではなかろうか。
本書はこの事実にこそ着眼したい。」
posted at 23:51:29
相変わらず風響社のラインナップは魅力的すぎる。ブックレットシリーズはその点、薄いけど、お値段も優しくて助かる。
posted at 23:52:30
本当に魅力的なテーマが並ぶ、風響社のブックレット《アジアを学ぼう》シリーズ 。
大体600円~900円なので、みんなもどんどん買おう、ブックレット《アジアを学ぼう》。
http://www.fukyo.co.jp/search/index.php?page=1…
posted at 23:56:46
『チベットのロックスター 仏教聖者ミラレーパ 魂の声』
『国家建設と文字の選択 ウズベキスタンの言語政策』
『タイ国王を支えた人々 プーミポン国王の行幸と映画を巡る奮闘記』
『転流 アム川をめぐる中央アジアとロシアの五〇〇年史』
等々、タイトルだけでも読みたくなりませんか?
posted at 00:04:50
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