草思社文庫8月。「福岡に室町時代から残る芸能「幸若舞」の主人公、百合若大臣。この響きと物語の構成に「ユリシーズ」との関係を感じ取った坪内逍遥は、
「百合若＝ユリシーズ」という大胆な説を1906年に提唱する…」
⇒井上章一
『南蛮幻想 ユリシーズ伝説と安土城 下』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794225313…

posted at 23:10:50

「…はたして、起源はギリシヤか九州か。

勃興する西洋起源説、さらに想像は中央アジアへと広がる。時代を追うごとに変遷してゆく、百合若大臣をめぐる言説の数々。そしてその流れから次第に見えてくる、天守閣論との意外な共通点。…」

posted at 23:11:17

「…西方への憧れから生まれた日本人の幻想の系譜を、膨大な論説を自在に横断し徹底解明する。芸術選奨文部大臣賞受賞作。」

posted at 23:11:17

8月の草思社文庫は良いものをどかどか投下してくるな。

posted at 23:12:27