日本の近代仏教 思想と歴史

2022年9月22日に紹介した 末木 文美士/著 「日本の近代仏教 思想と歴史」についての記事です。

書誌情報

タイトル 日本の近代仏教 思想と歴史
著者 末木 文美士/著
出版社 講談社
ISBN 978-4-06-529726-1
価格 1,298 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年11月10日
サイズ 文庫
ページ数 312 ページ
Cコード C0110 (一般, 文庫, 哲学)

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@nekonoizumi

講談社学術文庫11月。「「近代仏教」とはなにか? 「伝統(あるいは古典)仏教」とはなにか?
十九世紀以来の欧米やアジア各地の仏教をみると、共通する同時代的な特徴がある。仏教は近代になって、…」
⇒末木文美士
『日本の近代仏教 思想と歴史』 www.hanmoto.com/bd/isbn/978406

posted at 22:54:41

@nekonoizumi

「…グローバル化したのである。その中で、日本の仏教も大きな変化を被った。
浄土系の思想を、清沢満之の思想を見直し、その弟子である曽我量深の初期思想の持つ可能性を検討した。また、近代日本の親鸞理解に大きな影響を与えた倉田百三の親鸞理解の特性を検証し、…」

posted at 22:56:04

@nekonoizumi

「…後年の倉田のファシズムへの傾倒の必然性を示した。
日蓮系の思想にもっとも影響力の強かった田中智学を検討し、一見国家主義的と見られるその国体論が、じつは仏教と国家の間の矛盾に揺れていたことを解明する。…」

posted at 22:56:04

@nekonoizumi

「…また、戦後の創価学会の価値観を思想的に明確にしようとした松戸行雄の凡夫本仏論について検討し、世俗化の進む現代社会の中での仏教思想のあり方を考察した。
近代における禅思想を代表する鈴木大拙は、その評価が全面賛美か全面批判かの両極に分かれている。…」

posted at 22:56:05

@nekonoizumi

「…一批判すべきところと評価すべき点に検討を加えた。キーワードは、「日本的」と「中国的」との対比である。
そして、近代の仏教研究の問題点を、二点に絞って検討する。日本史学者として著名な家永三郎の日本仏教の扱い方を、批判的に検討してみた。…」

posted at 22:56:05

@nekonoizumi

「…また、日本では大乗仏教が優れているということが常識のように考えられているが、そこに問題がないかということを、宮本正尊という一学者の説の展開を中心に追ってみた。
私たちの仏教のイメージが、明治以降にどのようなプロセスを経てきたのかを解明し、…」

posted at 22:56:06

@nekonoizumi

「…昨今の仏教研究の基礎を知るための一冊でもある。

*本書は、『思想としての近代仏教』(中公選書)を底本にし、「仏教方法論と研究史」「近代における仏教辞典の編纂」「大乗仏教の実践--研究状況をめぐって」を割愛し、改題をした。」

posted at 22:56:06

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