2022年10月26日に紹介した 菊池 秀明/著 「越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 |
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著者 | 菊池 秀明/著 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-530275-0 |
価格 | 1,980 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年12月15日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 272 ページ |
Cコード | C0322 (一般, 全集・双書, 外国歴史) |
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講談社選書メチエ12月。「香港の民主化運動への禁圧、台湾への軍事的圧力――。現在の中国が見せる、特に南部への強硬な姿勢には、どのような歴史的背景があるのだろうか。…」
⇒菊池秀明
『越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065302750…
posted at 23:47:33
「…中国史のフロンティア=華南地方の周辺民族と移民活動に焦点を当て、南から中国史を見直す。
中国の歴史は従来、黄河流域に展開した古代王朝の興亡史や、騎馬遊牧民が打ち立てた大帝国など、「北から動く」ものとして捉えられてきた。しかし、清代末期、広州などの港町を窓口とした…」
posted at 23:48:19
「…近代ヨーロッパとの出会いをきっかけに、新しい時代が始まる。洪秀全の太平天国、孫文の辛亥革命など、社会変革の大きな動きは南から起こり、中国史上初めて「南からの風が吹いた」のである。その「風」を起こしたのは、漢民族にヤオ族・チワン族やミャオ族、さらに客家など様々な人々が…」
posted at 23:48:19
「…移動と定住を繰り返す「越境のエネルギー」だった。
世界のチャイナタウンではなぜ広東語が話され、福建省出身者が多いのか。周辺民族は、漢民族のもたらす「文明」にどのように抵抗し、あるいは同化したのか。辺境でこそ過剰になる科挙への情熱や、キリスト教や儒教と軋轢を起こす秘密結社、…」
posted at 23:48:20
「…漢民族から日本人そして国民党と、波状的な支配を受ける台湾原住民など、中国社会の多様性と流動性を史料と現地調査から明らかにし、そこで懸命に生きてきた人々の姿を見つめる。」
posted at 23:48:20
第三章 辺境の科挙熱――中国文明と向き合う
1 土司の周辺民族統治と改土帰流
2 辺境での科挙受験と儒教
3 あるチワン族一家の「漢化」
posted at 23:48:53
第五章 太平天国を生んだ村で――移民社会のリーダーたち
1 移民宗族の台頭と競争
2 新興エリートの「自治」
3 下位集団の上昇戦略――造反か、「軍功」か
posted at 23:48:53
第六章 械闘と動乱の時代――つくり直される境界
1 広西の来土械闘
2 広東の土客械闘
3 台湾の分類械闘
posted at 23:48:54
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