「本書は，様々な食材を，あるときは理系，あるときは文系の立場から論じており，文理の枠を超えたきわめてユニークな内容のものといえる。…」
⇒吉田宗弘
『食べ物の履歴書』
関西大学出版部 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784873547541…

posted at 23:02:59

「…食はすべての人にとって共通の体験であり，食に関する知識を増やすことは，人生を豊かにするものである。食べ物に関心のある方に，一読を勧めるものである。」

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「かつて，胡瓜は黄色に完熟した苦いものを利用していたが，江戸時代末期になってようやく，未成熟の水気の多い胡瓜を食べる習慣が拡大した。徳川三百年の天下泰平が，食べ物を美味しく食べる工夫を促したといえる。かっぱと胡瓜の組み合わせは，明治以降なのである。」

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