2021年12月9日に紹介した パトリック・マッケイブ/著,矢口誠/翻訳 「ブッチャー・ボーイ」についての記事です。
書誌情報
タイトル | ブッチャー・ボーイ |
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著者 | パトリック・マッケイブ/著,矢口誠/翻訳 |
出版社 | 国書刊行会 |
ISBN | 978-4-336-07296-2 |
価格 | 2,640 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年1月25日 |
サイズ | 四六変形 |
ページ数 | 352 ページ |
Cコード | C0097 (一般, 単行本, 外国文学小説) |
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「センセーショナルな内容ゆえに物議を醸し、アイルランド版〈ライ麦畑でつかまえて〉+〈時計じかけのオレンジ〉と称され映画化もされた伝説の問題作がついに邦訳。解説=栩木伸明 」
⇒パトリック・マッケイブ/矢口誠訳
『ブッチャー・ボーイ』
国書刊行会 https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336072962/…
posted at 23:35:16
「〈いまから二十年か三十年か四十年くらいまえ、ぼくがまだほんの子供だったときのこと、小さな田舎町に住んでいたぼくはミセス・ニュージェントにやったことが原因で町のやつらに追われていた〉――1960年代初頭のアイルランド、飲んだくれの父と精神不安定な母のもとで、…」
posted at 23:36:02
「…フランシー・ブレイディーは親友のジョーと共に愉快な日々を送っていた。そう、ミセス・ニュージェントから「あんたらはブタよ!」という言葉を浴びるまでは……あらゆる不幸に見舞われた少年が、狂気と妄想と絶望の果てに見い出したものとは何か?」
posted at 23:36:02
「フランシー少年の語りに翻弄されながら、
この悲喜劇を原書で読み終えたときの衝撃は忘れられない。
しかしいま、あらためて翻訳で読み、その恐ろしいほどの現実感に体が震えた。
アイルランドから世界に打ち込まれたこの楔はさらに鋭く深く胸に刺さる。
――金原瑞人(翻訳家・法政大学教授)」
posted at 23:36:12
「今まで読んだ本で泣いたのは、新美南吉『ごんぎつね』、筒井康隆『農協月へ行く』、菅原孝標女『更級日記』、そしてこの『ブッチャー・ボーイ』。
『ごん…』は清さに、『農協…』は哀れさに、『更級…』は切なさに。…」
posted at 23:36:36
「…『ブッチャー・ボーイ』この少年の物語は、痛さに泣く。殴られるように泣いた。
1ページ目からラストまで、一字一句すべて読む者を離さない迫力のドライブ感。
――姫野カオルコ(小説家)」
posted at 23:36:37
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