翻訳を産む文学、文学を産む翻訳

2022年2月15日に紹介した 邵丹/著 「翻訳を産む文学、文学を産む翻訳」についての記事です。

書誌情報

タイトル 翻訳を産む文学、文学を産む翻訳
著者 邵丹/著
出版社 松柏社
ISBN 978-4-7754-0284-9
価格 4,180 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年3月31日
サイズ 四六判
ページ数 500 ページ
Cコード C3090 (専門, 単行本, 文学総記)

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@nekonoizumi

目次あり。「村上春樹という作家の文化的ルーツの一つには1970年代の翻訳文化がある。この時代の「新しさ」という視点から「新しい翻訳」、「新しい形」で出版された…」
⇒邵丹
『翻訳を産む文学、文学を産む翻訳 藤本和子、村上春樹、SF小説家と複数の訳者たち』
松柏社 www.hanmoto.com/bd/isbn/978477

posted at 22:49:56

@nekonoizumi

「…実際の翻訳書や若者文化の勃興のもとで誕生した「新たな」文化空間を、藤本和子、SF小説の翻訳家たちの翻訳についての研究を通して丹念に辿っていく。」

posted at 22:50:08

@nekonoizumi

「村上を育てた1970年代の文化的土壌、言い換えれば、ポストモダニズムが急速に浸透していった転換期日本の翻訳文化についてはほとんど解明が進んでいない。当時、発話困難に陥った村上が独自な自己表現を試みる際に参考にしていたアメリカ小説家の作品群の翻訳・受容は、…」

posted at 22:51:03

@nekonoizumi

「…学術界や文壇よりも、60年代のカウンター・カルチャーの旗手たちや産業化するSF翻訳業界によって担われていた。70年代における文化状況の地殻変動を考えると、村上と彼の影響源の間には同質性に由来する一種の「密なつながり」があったことが指摘できるし、…」

posted at 22:51:03

@nekonoizumi

「…70年代のアメリカ小説群の翻訳かつ受容の過程で形成された新たなスタイルがやがて村上文学の特徴となっていく。」
「▶︎津野海太郎、藤本和子、巽孝之、柴田元幸、岸本佐知子、伊藤夏実、くぼたのぞみ(以上敬称略)といった翻訳家、SF評論家、編集者の方々に著者がインタビューした内容も収録」

posted at 22:51:04

@nekonoizumi

第四章が日本の60~80年代前後のSF翻訳史の学術的研究にもなっているのか。

posted at 22:53:15

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