2022年3月26日に紹介した イーゴリ・エヴラームピエフ/著,下里俊行/翻訳,坂庭淳史/翻訳 「ロシア哲学史」についての記事です。
書誌情報
タイトル | ロシア哲学史 |
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著者 | イーゴリ・エヴラームピエフ/著,下里俊行/翻訳,坂庭淳史/翻訳 |
出版社 | 水声社 |
ISBN | 978-4-8010-0625-6 |
価格 | 8,800 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年4月15日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 640 ページ |
Cコード | C0010 (一般, 単行本, 哲学) |
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詳細目次あり。「パラドックスに満ちた異形の思想史
キリスト教的プラトニズムとグノーシス主義的神秘主義の対立という図式で、…」
⇒イーゴリ・エヴラームピエフ/下里俊之,坂庭淳史,渡辺圭,小俣智史,齋須直人訳
『ロシア哲学史 〈絶対者〉と〈人格の生〉の相克』
水声社 http://www.suiseisha.net/blog/?p=16298
posted at 00:12:48
「…中世から20世紀前半に至るロシア哲学史の総体を読み解き、調和と不協和が織りなす種々の思想潮流から、絶対的で精神的な〈神〉と、時限的で物質的な〈人格の生〉をめぐる、卓越した問題意識の体系を抽出する。
20世紀初頭の〈銀の時代〉における宗教哲学の潮流、…」
posted at 00:13:25
「…ドストエフスキーやトルストイをはじめとする文学者、さらには映画監督タルコフスキーまで、西欧哲学史の文脈をふまえながら著者独自の観点で思想史を大胆に整理した、かつてない〈ロシア哲学〉通史。」
posted at 00:13:25
試し読み(PDF)で、「日本語版への序文」が読める。
「ロシア哲学は、今日にいたるまで謎めいたほとんど知られざる領域であり、ロシアの外に暮らしている人たち
にとっては、とくにそうである。」(「日本語版への序文」より)
posted at 00:15:55
「現代の西洋哲学と比べて、ロシア哲学はまったく「非現代的な」哲学に見える。つまり、「科学性」の基準に対応しておらず、あまりにも宗教と形而上学に執着しすぎており、世界のなかでのロシアの歴史的使命の問題(それは「ロシア的理念(イデア)」と呼び慣わされている)というような…」
posted at 00:17:24
「…「イデオロギー的」問題設定を志向しすぎているように見える。そのうちの最も特色のある卓越した哲学は、十九―二十世紀初頭の(ソビエト時代以前の)ロシア哲学においても、また現代ロシアの哲学においても、西洋哲学の主要な傾向から、まちがいなく決別している。…」
posted at 00:17:25
「…しかし西洋社会の危機について先に述べたこと全体を考慮するならば、まさにその「非現代性」と過去の伝統への忠実さゆえに、ロシア哲学は現代の西洋哲学よりも大きな活力があり、未来への展望をもっている。」
posted at 00:17:25
やはり買わねばならぬか。
posted at 00:18:00
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