プロレタリア短歌

2022年5月31日に紹介した 松澤俊二/編集 「プロレタリア短歌」についての記事です。

書誌情報

タイトル プロレタリア短歌
著者 松澤俊二/編集
出版社 笠間書院
ISBN 978-4-305-70919-6
価格 1,430 円 (10% 税込)
発売予定日 2019年1月25日
サイズ 四六判
ページ数
Cコード C0092 (一般, 単行本, 日本文学詩歌)

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@nekonoizumi

笠間書院のコレクション日本歌人選は色々好きな巻があるのだけど、異色ものとしては松澤俊二編『プロレタリア短歌』が好き。

プロレタリア短歌 | 書籍検索
shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/978430

posted at 00:12:43

@nekonoizumi

娘の賃金が一家の暮しを背負つてる美談だらけだ俺等の村は/佐々木妙二
「模範小作人表彰会」『プロレタリア短歌集 1930年版』

posted at 00:14:17

@nekonoizumi

「俺が巻いた枕時計の音ではあるが眠たいばつかりに癪(しゃく)にさはらあ」(久賀畑助)

「大きな泥足が鼻をふみつけた―ブルジヨアはこんな夢を見るだらう」(田中定二)
とか良い。

posted at 00:14:18

@nekonoizumi

他にも、
「夜業(よなべ)だの副業だのをするだけさせて片つ端から搾り取つておいて、脱けがらはブラジルへ行けだ」(林田茂雄)
「逮捕、急死、
急死、急死、急死。
ああ、それが何を意味するかは
いふまでもない。」(矢代東村)
など迫力がある。

posted at 00:14:18

@nekonoizumi

そして特にこれが好き。
「永代の鉄のアーチに雨しぶき空にわきたつメーデーの歌」(南正胤)

『プロレタリア短歌』含む「コレクション日本歌人選」シリーズは、一首につき2ページの解説がされており、歌の意味や背景などもよくわかるので、短歌になれていない人でも入りやすい、おすすめのシリーズ。

posted at 00:14:19

@nekonoizumi

「林檎の様な少女の頬が、綿くずの中で萎んでいくのを見ろ」(山川章)

posted at 00:17:18

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