2021年5月6日に紹介した 奥畑 豊/著 「ハロルド・ピンター(仮)」についての記事です。
書誌情報
タイトル | ハロルド・ピンター(仮) |
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著者 | 奥畑 豊/著 |
出版社 | 彩流社 |
ISBN | 978-4-7791-2754-0 |
価格 | 3,300 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年6月7日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 200 ページ |
Cコード | C0074 (一般, 単行本, 演劇・映画) |
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「英・劇作家ピンターは代表作『誕生日パーティー』が興行的不振のために、早々と打ち切られるなど正当な評価を得ることができていなかったが、1960年初演『管理人』の成功によって一躍注目を集め…」
⇒奥畑豊
『ハロルド・ピンター(仮) 不条理演劇と記憶の政治学』
彩流社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784779127540…
posted at 21:55:07
「…65年初演の名作『帰郷』によって不動の名声を確立した。80年初演の『温室』以降は、国際社会における人権侵害や弾圧などに対して積極的に発言をするようになり、活動家として様々な問題に コミットしつつ、幾つもの優れた政治劇を世に送り出した。96年初演の『灰から灰へ』は、…」
posted at 21:56:23
「…後期における彼の代表作である。
本書は、第一章で、言語に関わるピンターの問題意識を考察し、続く第二章では、彼の作品群に描かれるミスコミュニケーション、あるいは社会学者クラウス・ミューラーが「歪曲されたコミュニケーション」と名づけたものの表象を分析し、…」
posted at 21:56:23
「…それらに表出する記憶の政治学のあり方を読み解いた。
第二部をなす三つの章も、多くの点でこの第一部の議論を引き継ぐもの であるが、ここでは第一部で提示した読解から零れ落ちてしまった論点をも拾い上げながら、『誕生日パーティー』『温室』『管理人』『帰郷』、そして後期の政治劇と…」
posted at 21:56:24
「…いった彼の代表作を詳細に検討していく。第一部におけるミスコミュニケーションに関する議論、第二部におけるピンター劇の暴力性に関わる議論、そして本書全体に通底する記憶の政治学というテーゼは、いずれも「ホロコースト」という歴史上の大事件と多かれ少なかれ関係しているのである。」
posted at 21:56:24
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