2021年5月11日に紹介した 堀川 惠子/著 「暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ |
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著者 | 堀川 惠子/著 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-523879-0 |
価格 | 2,090 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年6月10日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 392 ページ |
Cコード | C0095 (一般, 単行本, 日本文学、評論、随筆、その他) |
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「広島の軍港・宇品に置かれた、陸軍船舶司令部。
船員や工員、軍属を含め30万人に及ぶ巨大な部隊で、1000隻もの大型輸送船を有し、兵隊を戦地へ運ぶだけでなく、補給と兵站を一手に担い、…」
⇒堀川惠子
『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』
講談社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065238790…
posted at 21:13:48
「…「暁部隊」の名前で親しまれた。
宇品港を多数の艦船が埋め尽くしただけでなく、司令部の周辺には兵器を生産する工場や、それを保存する倉庫が林立し、鉄道の線路が引かれて日々物資が行きかった。いわば、日本軍の心臓部だったのである。…」
posted at 21:15:26
「…陸軍運輸通信部として小所帯で発足した組織は、戦線の拡大に伴い膨張に膨張を重ねた。
それを支えたのが、「船舶の神」と言われた司令官・田尻昌次である。
陸軍大学校を卒業後、宇品の陸軍運輸部に配属された田尻は、船舶輸送の専門家としてキャリアを重ねていく。…」
posted at 21:15:27
「…研究所を設置して大発動艇、小発動艇といった上陸用舟艇を開発、装甲艇や高速艇甲などを次々に完成させた。さらに船舶工兵を養成し、練習所を設置して船舶将校を育成した。昭和7年の第一次上海事変では田尻自ら出陣し、みごと上陸作戦を成功させ「近代上陸戦の嚆矢」として世界的に注目された…」
posted at 21:15:27
「…太平洋戦争が激化すると、アメリカはそんな宇品の存在に注目するようになる。
原爆投下候補地を選定する「目標検討委員会」では、広島をその候補とし、「重要な軍隊の乗船基地」であることを理由に挙げていたのである。
そして、昭和20年8月6日。
悲劇に見舞われた広島の街で、…」
posted at 21:15:27
「…いちはやく罹災者救助に奔走したのは暁部隊であり、それを指揮したのは佐伯文郎司令官であったーー。
軍都・広島にあった軍港・宇品の50年を、3人の司令官の生きざまを軸に描き出す、圧巻のスケールと人間ドラマ。
多数の名作ノンフィクションを発表してきた著者渾身の新たなる傑作。」
posted at 21:15:28
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