目次あり。「起業家である筆者は、中国の権力と富の頂点に登り詰めるが、突然、元妻で共同経営者の…」
⇒デズモンド・シャム/神月謙一訳
『私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット 中国の富・権力・腐敗・報復の内幕』
草思社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794225993…

posted at 23:47:32

「…ホイットニーが失踪する（2017年9月、今も行方不明）。彼の、ユニークでセンセーショナルな回想録は、現代中国の、富を生むメカニズムの中で実際に起こっていたことを暴露した本だ。刊行以来、話題となっている。」

posted at 23:47:59

デズモンドは、小学生の時、母の一族が住む香港へ移住、苦学（皇仁書院）するが、水泳選手として認められるなど、懸命な努力によってアメリカの大学（ウイスコンシン大学）へ留学、学位（経営学）を取得すると、中国に戻ってビジネスの世界に飛び込んだ。…」

posted at 23:52:04

「…その時、中国経済は江沢民下の改革開放経済の中で急速な発展を遂げていた。ビジネスチャンスはいたるところにあった。そこで出会ったのが、やがて妻となる、教養豊かで彼と同様の野心を持ったホイットニー・デュアン（段偉紅）である。彼女は、男性が支配する中国社会で成功してみせると…」

posted at 23:52:04

「…固く決意していた。その秘訣は権力機構や有力者とのコネ（グアンシー=関係性）だと言った。
デズモンドとホイットニーは、有能なチームを作り、「赤い貴族」の頂点に位置する人々（温家宝一族、特に温家宝夫人である張培莉、など）との結び付きに助けられて…」

posted at 23:52:04

「…一躍、中国の超資産階級の仲間入りをする。
…
ところが2012年以降、習近平体制下の腐敗一掃運動の広がり、それに伴う権力闘争に巻き込まれたか、二人の運命は決定的に分かれ、二度と引き返せなくなる。2017年、息子と一緒に海外に住んでいたデズモンドは、…」

posted at 23:52:05

「…元の妻ホイットニーが、職場の同僚三人と共に姿を消した（官憲に拉致され拘束されたらしい）ことを知らされる。

この本はデズモンドの物語であり、自ら語ることのできないホイットニーの物語である。新中国の政治経済体制の中で実際に何が起こっていたかを当事者の眼で描いた稀有な記録。…」

posted at 23:52:05

「…一代で財を成した新興企業家たちの前に何が待っているかを実例をもって描いた本である。」

posted at 23:52:06