ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層

2022年10月17日に紹介した 三浦清美/著 「ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層」についての記事です。

書誌情報

タイトル ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層
著者 三浦清美/著
出版社 扶桑社
ISBN 978-4-594-09319-8
価格 1,056 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年11月1日
サイズ 新書
ページ数 296 ページ
Cコード C0295 (一般, 新書, 日本文学、評論、随筆、その他)

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@nekonoizumi

扶桑社新書10月「プーチンはなぜ「神の代理人」のように振る舞えるのか?
「力」か「自由」か―歴史の変革時に常に「力」を選び続けてきたロシアの思考回路をロシア正教会の歴史からひも解く!…」
⇒三浦清美
『ロシアの思考回路 その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層』 www.amazon.co.jp/dp/4594093191

posted at 23:23:10

@nekonoizumi

「これまで日本には、ロシア正教会の教えに裏打ちされたロシア人のものの考え方を知るための本がありませんでした。
本書は、日本で初めてのロシア人の思考回路を解明した本です。

この本の目的は、不可解に思えるロシアの行動の中にある必然性やロジックを認識し…」

posted at 23:24:59

@nekonoizumi

「…ウクライナ侵攻の深層を浮かび上がらせることです。

少し前の話になりますが、ウクライナ侵攻後、ロシア正教会のキリル大司教はプーチンに祝福を与えました。
10月3日のプーチン大統領70歳の誕生日にも祝福を与え、…」

posted at 23:25:00

@nekonoizumi

「…「プーチン氏はロシアを統治するよう神によって定められている」と主張しました。

キリル大司教の言動は日本人には不可解ですが、ロシアとロシア正教会の歴史を知るとキリル大司教の行動原理がわかるようになります。

ロシア正教会によって培われてきた強力な統治者を渇望する気持ち、…」

posted at 23:25:00

@nekonoizumi

「…モスクワこそがキリスト教の中心地とする考え方、政治と宗教の強い結びつきなど、ロシア人の宗教観、統治者観を知れば、プーチンが神の代理人のように振る舞える背景や、ロシア人が西洋に向ける複雑な視線を理解できるようになります。…」

posted at 23:25:01

@nekonoizumi

「…著者は30年以上にわたって中世ロシアを研究し、ロシア人の精神史に詳しい三浦清美・早稲田大学教授。
本書は、「この不幸な戦争に一刻も早く終止符を打つための一助となりうるものを」との思いで書かれた、ロシアを深く理解するための必読書なのです。」

posted at 23:25:01

@nekonoizumi

「古い時代のロシアの勉強をはじめてから35年の歳月が流れたわけですが、ロシアのキリスト教は西欧のキリスト教とはかなり性質が違うということが軽く考えられ過ぎているのではないかとずっと思っていました。」(「あとがき」より)

posted at 23:26:19

@nekonoizumi

はじめに ロシア人インテリゲンツィアの声
第1章 「ルーシの世界」のはじまり
第2章 キエフ・ルーシの改宗
第3章 統治者は「地上における神の代理人」たりえるか
第4章 「ロシア」の誕生
第5章 ウクライナの誕生
第6章 宗教的原理主義の行方
おわりに
ロシア、ウクライナ 略年表

posted at 23:26:35

@nekonoizumi

前も書いたけど、中世ロシア史・文学・宗教研究の三浦清美先生。
『ロシアの源流 中心なき森と草原から第三のローマへ』(講談社選書メチエ)の方ですね。
bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0

posted at 23:28:16

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