2022年11月16日に紹介した 伊澤 理江/著 「黒い海 船は突然、深海へ消えた」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 黒い海 船は突然、深海へ消えた |
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著者 | 伊澤 理江/著 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-530495-2 |
価格 | 1,980 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2022年12月23日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 288 ページ |
Cコード | C0095 (一般, 単行本, 日本文学、評論、随筆、その他) |
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「その船は突然、深海へ消えた。沈みようがない状況で――。
本書は実話であり、同時にミステリーでもある。
2008年、太平洋上で碇泊中の中型漁船が突如として沈没、17名もの犠牲者を出した。…」
⇒伊澤理江
『黒い海 船は突然、深海へ消えた』
講談社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065304952…
posted at 22:57:06
「…波は高かったものの、さほど荒れていたわけでもなく、碇泊にもっとも適したパラアンカーを使っていた。
なにより、事故の寸前まで漁船員たちに危機感はなく、彼らは束の間の休息を楽しんでいた。
周辺には僚船が複数いたにもかかわらず、この船――第58寿和丸――だけが転覆し、沈んだのだった。…」
posted at 22:59:27
「…生存者の証言によれば、船から投げ出された彼らは、船から流出したと思われる油まみれの海を無我夢中で泳ぎ、九死に一生を得た。
ところが、事故から3年もたって公表された調査報告書では、船から漏れ出たとされる油はごく少量とされ、船員の杜撰な管理と当日偶然に発生した「大波」とによって…」
posted at 22:59:27
「…船は転覆・沈没したと決めつけられたのだった。
「二度の衝撃を感じた」という生存者たちの証言も考慮されることはなく、5000メートル以上の深海に沈んだ船の調査も早々に実現への道が閉ざされた。こうして、真相究明を求める残された関係者の期待も空しく事件は「未解決」のまま時が流れた。…」
posted at 22:59:28
「…なぜ、沈みようがない状況下で悲劇は起こったのか。
調査報告書はなぜ、生存者の声を無視した形で公表されたのか。
ふとしたことから、この忘れ去られた事件について知った、
一人のジャーナリストが、ゆっくり時間をかけて調べていくうちに、「点」と「点」が、少しずつつながっていく。…」
posted at 22:59:28
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