精霊に捕まって倒れる

2021年6月25日に紹介した アン・ファディマン/著,忠平美幸/翻訳,齋藤慎子/翻訳,江口重幸/解説 「精霊に捕まって倒れる」についての記事です。

書誌情報

タイトル 精霊に捕まって倒れる
著者 アン・ファディマン/著,忠平美幸/翻訳,齋藤慎子/翻訳,江口重幸/解説
出版社 みすず書房
ISBN 978-4-622-09026-7
価格 4,400 円 (10% 税込)
発売予定日 2021年8月4日
サイズ 四六判
ページ数 432 ページ
Cコード C0036 (一般, 単行本, 社会)

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@nekonoizumi

目次あり。「生死の瀬戸際に関わる医療現場における異文化へのまなざしの重さを、感性豊かに、痛切に物語る傑作ノンフィクション。…」
⇒アン・ファディマン/忠平美幸,齋藤慎子訳/江口重幸解説
『精霊に捕まって倒れる 医療者とモン族の患者、二つの文化の衝突』
みすず書房 www.hanmoto.com/bd/isbn/978462

posted at 23:23:20

@nekonoizumi

「…ラオスから難民としてアメリカにきたモン族の一家の子、リア・リーが、てんかんの発作でカリフォルニア州の病院に運ばれてくる。しかし幼少のリアを支える両親と病院スタッフの間には、文化や言語の違いゆえの誤解の積み重ねが生じて……。…」

posted at 23:24:17

@nekonoizumi

「…◆このたくさんの苦しみと悲しみは、本当に避けられなかったのだろうか。モン族の家族の側にも医師たちの側にも、少女を救おうとする渾身の努力があった──だがその努力が、ことごとく衝突していた。
◆著者は、アメリカの医師たちが「愚鈍で感情に乏しい、寡黙」と評したモン族の人々から…」

posted at 23:24:18

@nekonoizumi

「…生き生きとした生活と文化の語りを引き出し、モン族の側から見た事件の経緯を浮かび上がらせる。その一方で、現代的な医療文化や、それらが医療従事者に課している責務の意識が、リアの症例の成り行きにどう影響していたのかについても、丹念に掘り起こしている。…」

posted at 23:24:18

@nekonoizumi

「…◆本書の随所に、異文化へのアプローチの手がかりがある。原書はアメリカで医療、福祉、ジャーナリズム、文化人類学など幅広い分野の必読書となっている。西洋医学の疾病概念とは異なる「病い」の観点も広く紹介し、異文化の患者へのケアの意識を塗り変えたとも評される。待望の邦訳。」

posted at 23:24:18

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