2021年7月9日に紹介した 山本 志乃/著 「団体旅行の文化史」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 団体旅行の文化史 |
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著者 | 山本 志乃/著 |
出版社 | 創元社 |
ISBN | 978-4-422-23044-3 |
価格 | 3,520 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年9月17日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 336 ページ |
Cコード | C0039 (一般, 単行本, 民族・風習) |
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目次あり。「団体旅行と聞くと、旗を持った添乗員に連れられた、主体性のない旅行者の集団、といったイメージが思い浮かぶ。
近年の観光学もまた団体旅行に対してはネガティブな評価をしがちで、…」
⇒山本志乃
『団体旅行の文化史 旅の大衆化とその系譜』
創元社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784422230443…
posted at 23:37:11
「…団体旅行の発達によって「旅行のワンパターン化」ないし「旅行の画一化」が拡大されたといった言説が目立つ。
しかしながら、団体旅行の発展によって、誰もが安全に旅ができる「旅の大衆化」が進んだこともたしかであり、むしろ肯定的にとらえることもできよう。…」
posted at 23:38:00
「…旅行機会そのものがまだ少なかった時代にあって、旅が体験できる貴重な手段でもあったのである。
一方で、団体旅行の発展は、交通網の整備、宿や食事の提供といった旅を支える諸条件はもちろん、旅人と旅先とを結びつける仲介者を必要とし、同時代の社会の変化と密接な関係にある。…」
posted at 23:38:00
「…そもそも、現代の多様化した旅も、こうした団体旅行のノウハウと経験の積み重ねを応用することで成り立っている。こうした点もまた、これまで十分に検討されてきたとは言えず、あらためて考察する意義があろう。…」
posted at 23:38:01
「…本書では、日本社会に団体旅行が定着していく過程を時代背景とともに読み解き、団体旅行の発展を日本の観光文化史のなかに位置づける。」
posted at 23:38:01
今回の本は江戸時代までさかのぼって現代まで記述するようだけど、戦後に関しては先月刊行された、こちらも併せて読むと良いのかも。
吉田春生『パッケージツアーの文化誌』草思社
「「商品としての旅」はどのように開発され、進化してきたのか?」
https://twitter.com/nekonoizumi/status/1393568690025615363…
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784794225238…
posted at 23:40:32
補足
『パッケージツアーの文化誌』は、2021年5月15日に紹介しています。
https://nekonoizumi.com/パッケージツアーの文化誌/
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