渋柿の木の下で

2021年9月7日に紹介した 中村英利子/著 「渋柿の木の下で」についての記事です。

書誌情報

タイトル 渋柿の木の下で
著者 中村英利子/著
出版社 アトラス出版
ISBN 978-4-906885-42-8
価格 1,760 円 (10% 税込)
発売予定日 2021年8月30日
サイズ A5 判
ページ数 272 ページ
Cコード C0095 (一般, 単行本, 日本文学、評論、随筆、その他)

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@nekonoizumi

「松根東洋城(豊次郎)は、母方の祖父が宇和島藩主、父方の祖父がその城代家老である。親戚たちは明治になると家老に列し、皇室ともつながりを持った。豊次郎も判事になった父と共に…」
⇒中村英利子
『渋柿の木の下で 孤高の俳人 松根東洋城の生涯』
アトラス出版 honto.jp/netstore/pd-bo

posted at 21:20:13

@nekonoizumi

「…東京・栃木・松山・大洲などへ赴き、松山中学から一高、東大へと当時のエリートの道を歩んだ。
 その中学時代、東京から来た教師・夏目金之助(漱石)と出会い、俳句の指導を受けたのが、この道に進むきっかけとなった。漱石が英国留学から帰国し、小説を書き始めるようになってからは…」

posted at 21:21:08

@nekonoizumi

「…漱石宅へ入り浸り、ここに集まる個性的な文学者と交流し、さまざまなエピソードが生まれた。
 宮内省に職を得た東洋城は、風呂屋の離れや築地の路地奥に住みながら式部官や書記官を務めていたが、後に、いとこにあたる柳原白蓮(燁子)との恋愛が問題となって辞職し、俳句一本で…」

posted at 21:21:09

@nekonoizumi

「…身を立てるようになった。
 「渋柿」の主宰となった東洋城は、発掘した新人を厳しく指導し、なかにはあまりの峻厳さに耐えかねて去っていく者も少なくなかった。師・漱石の死、関東大震災での被災、弟子たちの離反、戦争と、次々に苦難が続くが、東洋城は運命を受け入れ、…」

posted at 21:21:09

@nekonoizumi

「…俳人らしいつましい生活の中で、気高く生きていく。郷土の弟子たちは、そんな東洋城の殿様気質を愛し、老いてからは弟子たちが生活面の面倒を見た。本書は東洋城の評伝であると同時に、東洋城を支え続けた人々の物語でもある。」

posted at 21:21:10

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