人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか

2022年7月27日に紹介した 清川 祥恵/編集,南郷 晃子/編集,植 朗子/編集 「人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか」についての記事です。

書誌情報

タイトル 人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか
著者 清川 祥恵/編集,南郷 晃子/編集,植 朗子/編集
出版社 文学通信
ISBN 978-4-909658-85-2
価格 3,080 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年8月31日
サイズ A5 判
ページ数 368 ページ
Cコード C0014 (一般, 単行本, 宗教)

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@nekonoizumi

目次あり。「神話は、社会に生きる一人一人が記憶を承け継ぐために、異なる層/相で紡がれ続ける。生まれた時代、ジェンダー、ナショナリティ、「人種」、政治的立場が異なっても、…」
⇒清川祥恵,南郷晃子,植朗子編
『人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか』
文学通信 www.hanmoto.com/bd/isbn/978490

posted at 22:35:45

@nekonoizumi

「…人は自らの現在の生と、自らが生まれ育った〈地〉を、それぞれの「神話」を通して記憶のなかで結び合わせている――。

いままで語られてきた「神話」は何を伝えうるのか。
あるいは、今、新たにどのような「神話」が求められるのか。
思考の枠組みの変化・生成を促すものとして…」

posted at 22:37:54

@nekonoizumi

「…「神話」言説が果たす役割を明らかにし、権威化と相対化を繰り返しながら変化をつづける、「神話」の実相を追究する。それはまさにいま現在の、現実の問題である。

本書は、さまざまな相貌を見せる神話〈ミュトス〉という言葉をとらえるために、…」

posted at 22:37:54

@nekonoizumi

「…以下の3部立てで構成される。それぞれの部で中心となるキーワードも挙げる。

第Ⅰ部 ヨーロッパ社会における「知」の体系化――言葉で紡ぐ〈地〉
【キーワード】キリスト教、ウェルギリウス、聖書、西洋古典文学、体育、J・C・F・グーツムーツ、…」

posted at 22:37:55

@nekonoizumi

「…植物学、ハインリッヒ・マルツェル、ギリシア哲学、プラトン、木村鷹太郎

第Ⅱ部 日本における「神話」の拡大――〈地〉の物語を編む
【キーワード】平田篤胤、神道、古事記、本田親徳、児島高徳、神武天皇、橿原宮、総力戦体制、日本の神話学、植民地…」

posted at 22:37:55

@nekonoizumi

「…第Ⅲ部「新」世界とせめぎあう近代知―〈地〉の記憶をまとう
【キーワード】探検家、博物学、ゲオルク・フォルスター、アレクサンダー・フォン・フンボルト、エルンスト・ヘッケル、アトランティス、レムリア、ムー大陸、マヤ神話、ポポル・ヴフ、ブラック・パンサー、マーベル・コミック、黒人…」

posted at 22:37:56

@nekonoizumi

「…本書は、古代のギリシア哲学やキリスト教世界、総力戦体制下の近代日本、マヤ文明やムー大陸、マーベルコミックやその映画などの21世紀のポップカルチャーにいたるまで、扱う時代や地域、専門の異なる十六本の多彩な論考から、この問いへの応答を試みる。」

posted at 22:37:56

@nekonoizumi

はじめに――「人はなぜ神話〈ミュトス〉を語るのか」総論◆ 清川祥恵

Ⅰ ヨーロッパ社会における「知」の体系化――言葉で紡ぐ〈地〉

第1章 真理は西へと向かう――古典古代とキリスト教世界の結節点に立つウェルギリウス◆野谷啓二

第2章 統合される複数の伝統――聖書叙事詩の成立と展開◆上月翔太

posted at 22:41:45

@nekonoizumi


第3章 近代市民の身体をめぐる神話――J・C‌・F・ グーツムーツの「体育」におけるゲルマンとギリシア◆田口 武史

第4章 近代植物学に生きつづける神話・伝承文学――二十世紀ドイツの植物学者ハインリッヒ・マルツェルを中心に◆植 朗子

posted at 22:41:46

@nekonoizumi


第5章 木村鷹太郎とプラトンの神話――「日本主義者プラトン」の発見と翻訳◆里中 俊介

Ⅱ 日本における「神話」の拡大――〈地〉の物語を編む

第6章 平田篤胤の「神話の眼」◆ 山下 久夫

第7章 近代異端神道と『古事記』――本田親徳を起点として◆ 斎藤 英喜

posted at 22:41:46

@nekonoizumi


第8章 児島高徳の蓑姿――「近代」津山における歴史/物語の葛藤 ◆南郷 晃子

第9章 紀元二六〇〇年の神武天皇――橿原の〈地の記憶〉と聖地の変貌 ◆藤巻 和宏

第10章 「近代神話」と総力戦体制◆ 鈴木 正崇

第11章 近代日本の神話学と植民地へのまなざし◆ 平藤 喜久子

posted at 22:41:47

@nekonoizumi


Ⅲ 「新」世界とせめぎあう近代知――〈地〉の記憶をまとう

第12章 それぞれの神話を生きること――ゲオルク・フォルスター、アレクサンダー・フォン・フンボルト、エルンスト・ヘッケルの「統一と多様性」の思想◆ 横道 誠

posted at 22:41:47

@nekonoizumi


第13章 世界認識の拡大と「失われた大陸」――アトランティスからレムリア、ムー大陸へ◆ 庄子 大亮

第14章 マヤ神話を仕立てる――一九世紀における新大陸文明の断片と認識論的転回◆ ホセ・ルイス・エスカロナ・ビクトリア[訳 清川 祥恵/翻訳協力 鋤柄 史子]

posted at 22:41:48

@nekonoizumi


第15章 翻訳が生んだ『ポポル・ヴフ』――近代的解釈と日本におけるその変容◆ 鋤柄 史子

第16章 夜を生きるパンサーの子ら――映画『ブラックパンサー』における「神話」と「黒人の生」◆ 清川 祥恵

あとがき
執筆者一覧

posted at 22:41:48

@nekonoizumi

目次見ても、これは良いな。買おう。 twitter.com/nekonoizumi/st

posted at 22:42:03

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