2021年10月14日に紹介した 西川 知亨/著 「初期シカゴ学派の人間生態学の展開」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 初期シカゴ学派の人間生態学の展開 |
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著者 | 西川 知亨/著 |
出版社 | 関西大学出版部 |
ISBN | 978-4-87354-742-8 |
価格 | 4,400 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年11月8日 |
サイズ | A5 判 |
ページ数 | 326 ページ |
Cコード | C3036 (専門, 単行本, 社会) |
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目次あり。「アノミー状態からの再組織化の様子や方法と、それらを分析するための理論について教えてくれるのが、初期シカゴ学派の社会学、とりわけその「人間生態学」である。…」
⇒西川知亨
『初期シカゴ学派の人間生態学の展開 総合的社会認識の社会学』
関西大学出版部 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784873547428…
posted at 22:55:54
「…初期シカゴ学派の社会学者たちが対峙したのは、近代化にともなう大きな社会変動と、そこから生じた社会解体である。生活上の危機や、そこからの立て直しについて、人々が営む社会生活や環境を見ることなく、問題を抱えているその人ばかりに注目したり、…」
posted at 22:56:49
「…あるいは自己責任論的な視点のみに終始したりしていては、資するところは少ない。リスクの責任を個人が負う自己責任論的な風潮は、ギデンズやベックらが論じる「再帰的近代化」の過程の帰結なのかもしれない。だからこそ、自分や家族のみで何とかしようとする/させる「自助」や、…」
posted at 22:56:49
「…生活圏を抜けきれない狭い視野や価値観の拘束から、人々を解放する視点が必要である。すなわち、人と社会のダイナミズムを扱うことができる、総合的社会認識の社会学が求められているのである。…」
posted at 22:56:50
「…本書は、初期シカゴ学派のアーネスト・ワトソン・バージェス、およびエドワード・フランクリン・フレイジアらの人間生態学に関する文献を検討し、総合的社会認識の社会学の視点を引き出すことを目的とする。さまざまな二分法を扱うが、…」
posted at 22:57:19
「…とくに、社会認識や調査における「量的調査と質的調査」、および「時間と空間」の二分法を総合する可能性に着目する。」
「人間生態学は、狭い意味での社会学の理論というだけでなく、社会調査や社会福祉に開かれた「社会学的想像力」の展開を可能にしてくれる道具となる。」
posted at 22:57:19
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