嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書

2021年4月23日に紹介した ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズ/著,岩坂彰/翻訳 「嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書」についての記事です。

書誌情報

タイトル 嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書
著者 ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズ/著,岩坂彰/翻訳
出版社 みすず書房
ISBN 978-4-622-09004-5
価格 4,180 円 (10% 税込)
発売予定日 2021年6月18日
サイズ 四六判
ページ数 376 ページ
Cコード C0098 (一般, 単行本, 外国文学、その他)

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@nekonoizumi

目次あり。「文学教授を生業にする著者が、『白鯨』『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』『心は孤独な狩人』などの名作を6人の自閉症者とともに…」
⇒ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズ/岩坂彰訳
『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書 自閉症者と小説を読む』
みすず書房 www.hanmoto.com/bd/isbn/978462

posted at 23:45:27

@nekonoizumi

「…読んだ読書セッションの記録。自閉症者は「心の理論」を持たない、想像による遊びができないといった偏見は早々に覆されるが、それだけではない。自閉症者がカテゴリー化される以前の「感覚」を通して物語と関わることで、鮮烈な小説体験をしていることが明らかになる。…」

posted at 23:46:13

@nekonoizumi

「…◆おのおの独特の症状や経歴をもつ彼らの、物語への感受性はときに痛切とも言えるほど鋭敏だ。たとえば『白鯨』を読む第一章では、言葉を話さない自閉症の青年ティトが、どの登場人物よりも鯨に自分を重ねながら小説世界を「泳ぎ」、その感覚を詩に綴りはじめる。…」

posted at 23:46:14

@nekonoizumi

「…『白鯨』のモチーフはやがて、ティトと著者の生活全体を呑み込んでいく。
◆著者は近年の脳科学的知見にもとづいて、「神経多様性(ニューロダイバーシティ)と読書」というテーマをかつてないほど掘り下げている。そこでは、自閉症者と定型発達者、双方の読み方の特性が互いを逆照射し合い、…」

posted at 23:46:14

@nekonoizumi

「…読むという行為の尽きせぬ可能性が浮かび上がる。だからこそ、本書の読後に強く体感されるのは、多様な脳と交感する文学の力の無辺さだ。」

posted at 23:46:14

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