妖怪の誕生

2022年5月2日に紹介した 廣󠄁田 龍平/著 「妖怪の誕生」についての記事です。

書誌情報

タイトル 妖怪の誕生
著者 廣󠄁田 龍平/著
出版社 青弓社
ISBN 978-4-7872-2094-3
価格 4,400 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年5月27日
サイズ A5 判
ページ数 392 ページ
Cコード C0039 (一般, 単行本, 民族・風習)

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@nekonoizumi

「カッパ、カマイタチ、くねくね……私たちはなぜ、それらを妖怪と呼ぶことができるのか。私たちにとっては実在しない・超自然的である・俗信だから、だろうか。…」
⇒廣󠄁田龍平
『妖怪の誕生 超自然と怪奇的自然の存在論的歴史人類学』
青弓社 www.hanmoto.com/bd/isbn/978478

posted at 23:50:39

@nekonoizumi

「…だが、ある時代や別の社会にとってみれば、妖怪はそのようなものではなかった。この食い違いは、どうすれば和らげられるだろうか。妖怪の概念をどのように書き換えていけばいいのだろうか。

妖怪を超自然的で実在しないものだとしてきた妖怪研究の存在論的前提を問い直すために、…」

posted at 23:51:29

@nekonoizumi

「…主に18世紀末から現代までの自然/超自然、宗教、近代/非近代をめぐる議論、日本の知識人の言説や思想、学知を渉猟して、それらと絡み合うなかで現代の妖怪概念が生成してきた過程を丁寧に分析する。

さらに、主要な妖怪を題材に、自然と文化、科学と俗信などの区分の構築とその限界を検証し…」

posted at 23:51:30

@nekonoizumi

「…現代の私たちが想像してきた「非近代的存在論」に収まらない妖怪の記述の仕方を模索する。

妖怪と妖怪研究の関係性を存在論的転回の人類学の視点から批判的に検証する。そして、妖怪を超自然や非実在なものに還元せず、…」

posted at 23:51:30

@nekonoizumi

「…状況に応じて適切な概念でそのつど捉えていくことの重要性を指摘する。妖怪研究の再構築を試みる野心的な研究成果。」

posted at 23:51:30

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