父ガルシア=マルケスの思い出

2021年11月8日に紹介した ロドリゴ・ガルシア/著,旦 啓介/翻訳 「父ガルシア=マルケスの思い出」についての記事です。

書誌情報

タイトル 父ガルシア=マルケスの思い出
著者 ロドリゴ・ガルシア/著,旦 啓介/翻訳
出版社 中央公論新社
ISBN 978-4-12-005483-9
価格 2,200 円 (10% 税込)
発売予定日 2021年12月9日
サイズ 四六判
ページ数 224 ページ
Cコード C0098 (一般, 単行本, 外国文学、その他)

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@nekonoizumi

「愛する人たちの死について書くというのは、書くということそのものと同じくらい古い行為のはずだが、いざそれをするほうに自分が傾くと、即座にことばに…」
⇒ロドリゴ・ガルシア/旦啓介訳
『父ガルシア=マルケスの思い出 さようなら、ガボとメルセデス』
中央公論新社 www.hanmoto.com/bd/isbn/978412

posted at 23:00:31

@nekonoizumi

「…詰まってしまう。メモを取っておこうと自分が考えていることにぞっとなり、恥じ入りながらメモを取り、メモを修正している自分を見損なう。情動的にかき乱される原因は、父が有名な人だったことにある。書きとめておく必要をおぼえる背後には、…」

posted at 23:01:51

@nekonoizumi

「…この野卑な時代の中で自分自身の名声を高めたいという誘惑が潜んでいるかもしれない。もしかすると書きたいという呼び声に抗して、謙虚に黙っていたほうがいいのかもしれない。謙虚なふるまいというのは、実のところ、僕の一番好きな虚栄の形態なのだ。…」

posted at 23:01:51

@nekonoizumi

「…しかし、書くということに関してよくあるように、主題のほうが書き手を選んでくるという面もあり、抵抗しても無駄なのかもしれない。

――本書より」

posted at 23:01:52

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