疫病・終末・再生

2021年10月21日に紹介した 甚野尚志/編集 「疫病・終末・再生」についての記事です。

書誌情報

タイトル 疫病・終末・再生
著者 甚野尚志/編集
出版社 知泉書館
ISBN 978-4-86285-348-6
価格 6,600 円 (10% 税込)
発売予定日 2021年10月25日
サイズ 菊判
ページ数 364 ページ
Cコード C3022 (専門, 単行本, 外国歴史)

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@nekonoizumi

目次あり。「本書はヨーロッパ中近世史の研究者が専門領域の事例を通して,疫病による社会的,宗教的な影響や伝承を実証的に考察した他に類のない本格的業績である。」
⇒甚野尚志編
『疫病・終末・再生 中近世キリスト教世界に学ぶ』
知泉書館 www.chisen.co.jp/book/b591008.h

posted at 23:27:14

@nekonoizumi

「人類が疫病と闘いながら文明を築いてきた側面について,歴史学は十分顧慮してこなかった。1万1千年前のメソポタミアでは野生動物の家畜化に伴い疫病が発生し,アテネでのペストの流行はギリシア文明を衰退させ,ビザンツ帝国でのパンデミックは古代ローマ終焉の要因となり,…」

posted at 23:28:00

@nekonoizumi

「…14世紀の黒死病によりヨーロッパ社会は根本的に変容した。南米ではスペイン人がもたらした疫病が先住民を死に追いやった。
第Ⅰ部「終末に向きあう」では,疫病による社会的危機が生み出す終末意識を検討する。第Ⅱ部「疫病とその影響」では,14世紀に大流行したペストが…」

posted at 23:28:00

@nekonoizumi

「…その後の西欧世界に与えた影響を分析し,Ⅲ部「他者への抑圧」では西欧の近中世世界で,社会的危機に際して迫害され排除されたマイノリティの問題を扱う。第Ⅳ部「境界を乗り越える」では,西欧とロシアの修道院や中南米のイエズス会布教区で,疫病が修道士や信徒の信仰のあり方に衝撃を与え,…」

posted at 23:28:01

@nekonoizumi

「…彼ら自身が霊的な再生をいかに目指したかを考察する。」

posted at 23:28:01

@nekonoizumi

○カール大帝は「終末の皇帝」か?―西暦800年と終末意識(甚野尚志)
○預言者に従う人々――13-14世紀転換期エミーリャ地方における終末待望とアポストリの変容(白川太郎)
○14世紀,黒死病とともに生きること――港から描くシチリア島王国の政治・社会・経済(高橋謙公)

posted at 23:30:11

@nekonoizumi


○疫病が14世紀半ばの教皇の葬儀に与えた影響――教皇クレメンス6世の葬儀(1352年)を事例に(大塚将太郎)
○なぜ狼男は人を喰うようになったのか?――近世ヨーロッパにおける狼男イメージの変容とその背景(高津秀之)

posted at 23:30:11

@nekonoizumi


○「神の怒り」を招く瀆神の法的処理と社会的文脈――16-17世紀ザクセン選帝侯領を例に(齋藤敬之)
○溶解する「死と生の境界」と国をめぐる歴史認識の変容――『ヴォロコラムスク聖者列伝』の幻視(三浦清美)
等々

posted at 23:30:11

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