2021年7月29日に紹介した 大田 由紀夫/著 「銭躍る東シナ海 貨幣と贅沢の一五~一六世紀」についての記事です。
書誌情報
タイトル | 銭躍る東シナ海 貨幣と贅沢の一五~一六世紀 |
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著者 | 大田 由紀夫/著 |
出版社 | 講談社 |
ISBN | 978-4-06-525245-1 |
価格 | 1,980 円 (10% 税込) |
発売予定日 | 2021年9月9日 |
サイズ | 四六判 |
ページ数 | 280 ページ |
Cコード | C0322 (一般, 全集・双書, 外国歴史) |
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講談社選書メチエ9月。目次あり。「共進化する東アジア史を、貨幣という視点から捉える!…」
⇒大田由紀夫
『銭躍る東シナ海 貨幣と贅沢の一五~一六世紀』 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784065252451…
posted at 00:00:58
「…「ちかごろ北京城の内外で人々は贅沢を好み、貴賤を問わず、みな金襴や宝石を身に着け、服装がみずからの分限を甚だしく越え、どの宴席でもいつも盛りだくさんの料理や菓子などが並べられ……」
15世紀後半、明の都・北京では人びとが競って贅沢にふけるようになった。奢侈の風潮は、…」
posted at 00:01:52
「…さらに朝鮮半島、そして日本列島にも伝播し、絹製品や陶磁器・金銀・珠玉などの「唐物」が東シナ海を盛んに行き交うこととなる。
大陸・半島・列島にわたる「贅沢の連鎖」はなぜ起こったのか?
それは単なる偶然ではなく、また各地域内の単一事象だけでも決して説明がつかない、…」
posted at 00:01:53
「…世界史的事件であった!
これまで日本史の枠内で捉えられていた応仁の乱前後を画期とする日本列島の経済成長も、日朝交易が過熱化し半島から列島へ流れ混む朝鮮綿布、琉球を経由した唐糸・青花の流入といった多地域にわたる国際交易の活況と切り離して考える事ができない。…」
posted at 00:01:53
「…中世日本の経済成長、私鋳銭の流通や石高制への変化などの事象も、東アジア各地の経済成長と連動したものであった。
本書は、中国・朝鮮・日本の経済変動が相互に影響を与え合い、複数の起点からなる共時的な歴史変動がいかに生起するかを探る試みである。」
posted at 00:01:53
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