中国パンダ外交史

2022年8月25日に紹介した 家永 真幸/著 「中国パンダ外交史」についての記事です。

書誌情報

タイトル 中国パンダ外交史
著者 家永 真幸/著
出版社 講談社
ISBN 978-4-06-529727-8
価格 1,760 円 (10% 税込)
発売予定日 2022年10月13日
サイズ 四六判
ページ数 200 ページ
Cコード C0331 (一般, 全集・双書, 政治-含む国防軍事)

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@nekonoizumi

講談社選書メチエ10月。「ちょうど50年前の1972年10月、日中友好の証として、上野動物園に2頭のパンダがやってきた。しかし、中国がパンダの外交的価値に気づいたのは、1930年代にさかのぼる。戦争と革命、経済成長の激動の歴史のなかで…」
⇒家永真幸
『中国パンダ外交史』 www.hanmoto.com/bd/isbn/978406

posted at 23:49:37

@nekonoizumi

「…パンダはいかに世界を魅了し、政治利用されてきたか。パンダを主人公にこの100年あまりを読み直す、異色の中国近代外交史。

19世紀の半ば、パンダはあるフランス人宣教師によって「発見」され、世界に紹介された。欧米人探検家が初めてパンダを射止めたのは1929年。…」

posted at 23:50:44

@nekonoizumi

「…日中戦争下の1941年には、蒋介石の妻・宋美齢が懐柔策としてアメリカにパンダを贈る。
1949年に成立した中国共産党政権も、この珍獣の価値を見逃さなかった。人民の愛国思想を育むために北京動物園で展示を始めたほか、モスクワやロンドン、北朝鮮にも贈呈される。…」

posted at 23:50:44

@nekonoizumi

「…日本でのパンダブームは、1972年のランラン・カンカンの来日以前に始まっていた。1970年創刊の『anan』ですでにマスコットとなり、1971年10月にはロンドン動物園でパンダと対面した昭和天皇が満面の笑顔をみせるさまが報道された。…」

posted at 23:50:45

@nekonoizumi

「…中国はその後も、国際政治、地球環境などさまざまな問題と絡ませながら、近代国家の自己像をパンダを通して国際社会にアピールし、近年では、一帯一路構想下でのパンダの送り先や、二度の北京五輪で採用されたパンダのキャラクターなど、その利用はますます巧みになっている。…」

posted at 23:50:45

@nekonoizumi

「…2011年刊の『パンダ外交』(メディアファクトリー新書)を全面改訂し、新章を加筆。」

posted at 23:50:45

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