目次あり。「アメリカ映画をはじめ諸外国や邦画の中の軍事法廷で、制服を着た軍人たちが“言葉を武器”に戦う姿は見応えがある。その際、裁判制度や法律などの予備知識があれば、…」
⇒佐々木憲治
『軍服を着た法律家 映画に見る軍事法廷と日本』
風詠社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784434303913…

posted at 23:32:24

「…登場人物の心理や言動の意味がより深く分かるであろう。本書はその“攻略本”として、映画のスクリプト、現行法や昔の法令も含めて、多種の資料をもとに執筆・編纂されている。登場する映画・約50作品は以下の４項目で構成。…」

posted at 23:33:39

「…（1）Story：いわゆる「あらすじ」で、軍事法廷を焦点に関係する予備知識や参考情報を説明。
（2）Comment：作品の評価や法律の解説を試みる。
（3）ふかぼり：Story、Commentで取り上げた問題をさらに掘り下げた「小ネタ」「トリビア」。…」

posted at 23:33:40

「…（4）幕間：各項の終わりに少し寄り道して、多少専門的な話題を取り上げる。
そしてエピローグでは歴史を踏まえ、将来に向けて日本の軍事法廷の憲法上の位置づけやその権限のあり方を展望。」

posted at 23:33:40

《プロローグ》前口上：映画の中の軍事法廷

《序幕》司法と軍事司法：§１ 司法とは　§２ アメリカの司法と軍事司法　§３ 軍隊トリビア

《第１幕》軍法会議：§１ アメリカの軍法会議　§２ 諸外国の軍法会議　§３ 旧軍の軍法会議
…

posted at 23:34:53

…
《第２幕》軍事委員会：§１ アメリカの軍事委員会　§２ 旧軍の軍律会議

《第３幕》 国際軍事法廷：§１ 国際軍事法廷　§２ その後の国際軍事法廷の発展

《エピローグ》Back to the Future　日本に軍事法廷は必要ないのか

posted at 23:34:53

著者は『防衛法研究』で、軍法会議について書いていた方ですね。

“軍法会議”の今昔 : その設立を語る前に | CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1520290882294670976…

posted at 23:37:23

防研、防大院を出ている国会議員秘書らしい。

『憲法9条2項を知っていますか?‐“戦力”と“交戦権”のナンセンス』
大学教育出版 (2019) https://www.amazon.co.jp/dp/4864299986

posted at 23:37:24

今日届いたもう一つの本が、佐々木憲治『軍服を着た法律家 映画に見る軍事法廷と日本』風詠社 https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784434303913…
これはなんともすごい本で、アメリカを中心に日本(と他数か国)の「軍事法廷」について、様々な映画における「軍事法廷」シーンを事例として、詳しく解説するもの。

posted at 00:54:06

映画を事例にしているという点で、なんというかさらっと制度解説のようなものかといえば、さにあらず、とりあげられている事件をガチで詳細に解説、関連する法律の注釈も非常に細かくつけられていて、「ふかぼり」「幕間」などのコラムで、補足的事項やさらに専門的な話題についても触れている。

posted at 01:01:14

かなり細かな描写までふれていて、これは本を開いて吃驚なものだった。
もとは『ア・フュー・グッドメン』をはじめとした映画などに描かれた軍事法廷について解説する“攻略本”は無いなあと書きはじめたものとのことだけど。

posted at 01:08:32

著者は何者かと思ったら、内閣官房→民社党～新党友愛～民主党の政策スタッフ(間にアメリカ留学)→防大博士課程→防衛研究所研究員/長島昭久政策顧問という経歴の方のようだ。

posted at 01:12:21